
ハーティングの産業用ラズベリーパイは、ラズベリーパイとの互換性を100%確保しながら、信頼性、耐環境性能、長期運用、各種産業用規格取得といった製造現場で求められる要求を満たした産業用グレードの製品です。
(画像:MICA-R4 Basic IP65)
組込み向けのRaspberry Pi Compute Module搭載
MICA-R/R4シリーズは組込み向けのRaspberry Pi Compute Moduleを搭載しています。教育用やホビー用途で普及している一般向けのラズパイの供給元と同じRaspberry Pi財団による純正のラズベリーパイです。形状は異なりますが、頭脳にあたるプロセッサやRAMは一般向けのラズパイと同じものです。基本的に一般のラズパイで動作するOSやソフトウェアは同じように使用することができるため、試作や開発が容易です。
● 従来のMICA-Rシリーズ
Compute Module 3+ (CM3+) 搭載
一般のRaspberry Pi 3B+相当
・プロセッサ BCM2837B0
・1GB LPDDR2 SDRAM

● MICA-R4シリーズ 【新製品】
Compute Module 4 (CM4) 搭載
一般のRaspberry Pi 4相当
・プロセッサ BCM2711
・1/2/ 4/8GB LPDDR4-3200 SDRAM

産業用途で運用可能なラズベリーパイ
Compute Moduleを受けるMICA-R / MICA-R4シリーズ独自のキャリーボードは、産業グレードのコンポーネントで構築されています。堅牢な金属筐体は面放熱するヒートシンクとしても機能し、卓越した放熱特性により過酷な環境下での連続運用を可能にします。
IP65モデルはM12, M8, M5および防水型のUSBコネクタで防塵防水仕様となっており、粉塵やオイルミストのかかる環境下や屋外でも制御盤なしでそのまま設置できます。

オールインワン&テーラーメイドの
IoTゲートウェイ・オープンコントローラを実現
MICA-R/R4シリーズの最大の特徴は、筐体の左半分にカスタムボードを実装できることです。製造現場のIoTでは、様々なセンサ、アクチュエータ、外部システムとの接続が求められます。必要なインターフェースを備えたカスタムボード作成することで、理想的なオールインワンIoTゲートウェイ或いはオープンコントローラをMICA-R / MICA-R4で実現できます。

MICA-R4シリーズラインナップ

■カスタムボード搭載モデル
・MICA-R4 USB [USB増設用ボード搭載](IP20/65)
・MICA-R4 USB GPIO [USB + GPIO D-Sub15ピン増設](IP20)
・MICA-R4 LAN/COM [LAN+シリアル増設用ボード搭載](IP65)
・MICA-R4 IO-Link [IO-Link Class Aポート増設用ボード搭載] (IP65)
・MICA-R4 SENSOR [STM32実装 センサ接続用ボード搭載](IP65)
・MICA-R Multi IO/DIO [STM32実装 汎用制御用ボード搭載](IP20)

■カスタムボード非搭載モデル
・MICA-R4 BASIC [標準的なモデル](IP20/65)
・MICA-R4 GPIO [GPIO D-Sub15ピン増設](IP20)

上記の他、お客様のご要望に応じたカスタムボードの追加開発も低コストで対応できます。
製品ページ
MICA-R
Compute Module 3+搭載

MICA-R4
【最新】 Compute Module 4搭載
